親の体調変化を見逃さない

長寿=健康 とは限らない

日本は世界有数の長寿国です。命の長さを表すのが「平均寿命」ですが、心身ともに自立して、健康的に生活できる期間を「健康寿命」と言います。

平均寿命-健康寿命=健康を損ねている期間  と言えます。厚労省の調査によると、男性では約9年、女性では約12年は健康を損ねているという結果が出ています。年齢を重ねれば体力が落ち、健康を損ねたりして介護が必要とになることもあります。

近年では親の看護や介護のために転職や離職する人が増えており、その数は1年間に10万人に及んでいるといいます。これは、我々子世代の生活に大きな影響を及ぼしています。

気づくこと

高齢になれば健康を損ねる、というのは仕方がないことですから、できるだけ早めに親の不調を察することが大切です。一般的な病気にしても認知症にしても、投薬で進行を遅らせることができます。まずは、気づくことが大事ですね。

気づくことが大事とはいえ、親と同居していると、徐々に弱っていくので気づきにくいと言われます。親は、子供に心配をかけまいとして、弱音を吐かないようです。私は母親と同居していましたが、日々少しづつ弱っていく変化を感じていませんでした。亡くなって後になって思えば、少しずつ変化は出ていたのだと思うことがありました。

親と別居している友人によると、「たまに帰省したときにはその高揚感もあってか、キチンとした姿を見せようとします。離れて暮らしていると心配なので、電話をかけて確認をすれば、ちゃんと食べている、散歩にも出ているし掃除もしている、と言います。そう答えられれば、そうなのかと信じるしかありません」と言っていました。

しかし、いざ帰省してみると、家の中は散らかって荒れ放題…もともと、物のない時代を経験している世代なので、物を大事にしすぎる傾向にあり、ついにはどんなものでも捨てられないようになっていたそうです。ある時は、体調が芳しくないのに、子供に心配かけまいとする親心なのか、弱音を吐かない、ということもあったりしたそうです。現状を把握することの難しさを感じる話でした。

気づくことは、そう簡単ではないようですね。

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